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境界が分からない土地・実家を売る方法|測量・筆界特定・そのまま売る

公開 2026年9月27日 / 実家の手放し方ガイド編集部

「境界杭が見当たらない」「隣の家との境目がどこか分からない」。古い実家や田舎の土地では、よくあることです。境界がはっきりしないと、売却が進まない原因になります。

境界が分からないと、なぜ売りにくいのか

  • 買った後に、隣の人と境界をめぐるトラブルになるおそれがある
  • 面積が確定せず、価格を決めにくい
  • 買主側の金融機関が、ローンの審査で境界の確定を求めることがある
  • 相続土地国庫帰属制度では、境界が明らかでない土地は申請できない

そのため、仲介で売る場合は、売主が境界を確定させてから引き渡す条件になることが多くなります。

方法1:確定測量をする

土地家屋調査士に依頼し、隣の土地の所有者に立ち会ってもらって境界を確認し、測量する方法です。隣の人と「ここが境界です」と合意し、境界確認書を取り交わします。

  • 隣の人の協力があれば、最も確実な方法
  • 費用は土地の広さや隣接地の数、道路との関係などで変わるため、見積もりを取って確認する
  • 隣の人が立ち会いに応じない、所在が分からないと進まない

方法2:筆界特定制度を使う

隣の人との話し合いで決まらない場合は、法務局の筆界特定制度を使う方法があります。登記上の所有者やその相続人が申請でき、法務局の筆界特定登記官が、専門家の意見を踏まえて境界(筆界)の位置を特定します。

  • 裁判よりも早く、費用も抑えられるとされている
  • 申請手数料は土地の価格によって決まる(測量が必要な場合は別途費用がかかる)
  • 結果に納得できない場合は、裁判で争うこともできる

方法3:境界が分からないまま買取業者に売る

測量や隣との話し合いの手間をかけたくない場合は、境界が未確定のまま買い取る業者に売る方法があります。業者が買い取った後に、測量や隣地との調整を行います。

  • 測量費用や隣との交渉の負担がない
  • 早く手放せる
  • 測量や調整の手間の分、価格は低めになりやすい

どの方法を選ぶべきか

状況向いている方法
隣の人と関係が良く、立ち会いに協力してもらえる確定測量をして仲介で売る
隣の人と境界の考えが食い違っている筆界特定制度(または弁護士に相談)
測量や交渉の手間をかけたくない、遠方に住んでいる境界未確定のまま買取業者に売る

「測量してから売ったほうが得か」は、測量費用と、買取価格との差を比べて判断しましょう。先に買取業者の査定を取っておくと、比べる基準ができます。

どの方法が合うか迷ったら、無料診断で目安を確認できます。

参考にした公的情報

この記事は一般的な情報をまとめたもので、個別の事情に対する法律・税務上の助言ではありません。制度の内容は変わることがあるため、最新の情報は記事内の公的機関のページでご確認ください。